車検にかかる時間を業者別に徹底比較!

車検の時間を徹底比較

「車検にかかる時間が業者によって違うのはなぜ?」と疑問に思ったことはありませんか。

同じ車の車検でも業者によって車検に関わるプロセスや体制が違うのが主な要因です。車検にかかる時間は工場や店舗の設備、規模、人員、車検内容などによって左右されるのですが、一般の方にはその差は判別しにくいものです。

最近では、短時間車検というものが導入されている店舗もあります。車を扱う様々な業者が車検サービスを行っているのでお客様にとっては分かりにくく、車検を受ける店舗選びは複雑になっています。

そこで本記事では、車検に関する様々な項目について業態別の業者比較表を作成しました。

この比較表通りでないケースもあるかと思いますが、参考にして頂ければ幸いです。

車検作業で時間がかかる要素について詳しく解説していますからぜひお読みください。

車検に関する項目について業者別比較表

比較する上で、車検代行業者やユーザー車検代行業者など認証工場を持たない形態の店舗は省略させて頂きました。

比較タイプは小型店、ガソリンスタンド、ディーラー及び当社で比較しています。当社があるエリア以外の方は、お近くに車検を扱う大型工場があればそちらの店舗を当社に見立てて頂いても結構です。

各タイプの工場・店舗イメージ

小型店・・・少数で運営している認証工場。

ガソリンスタンド・・・整備ピットが1~2つの一般的なガソリンスタンド。

デイーラー・・・スタンダードな新車ショールームメインの営業拠点。

ウッドベル・・・当社の車検工場2店舗(花岡店と新三雲店)

ガソリンスタンドでも車検の指定工場併設している店舗やディーラーの本店などは整備工場の規模もそれなりに大きいと思いますが、拠点数が少ないので省いています。

項目小売店ガソリンスタンドディ―ラーウッドベル
分解整備認証工場
電子制御装置整備×
車検指定工場××(一部あり)
日曜祭日営業
ネット予約××
駐車場広さ
代車台数
待合スペース
受付スタッフ数
整備士資格保有者
検査員資格保有者××(一部あり)
検査機器設備××
整備リフト数3~41~25~710
消耗部品在庫
陸運局へ車両運搬必要必要不要不要
適合証発行××
24ヶ月法定点検
一般整備対応
大きな整備対応×
リコール対応××
短時間コース××
一日車検コース
車検時間の早さ
車検時間に関わる要素を業者別に比較

車検時間に関わる項目の解説

分解整備工場
国土交通省から認証を受けた分解整備工場のことです。この認証が無いと分解整備と呼ばれる作業を行うことが出来ません。整備工場としては必須の認証です。写真の黄色い看板が目印です。

この認証が無いと24ヶ月法定点検が出来ないため、車検をまるごと外注に出すか系列の車検工場などに運ぶ必要があります。そのため大幅に車検に日数が掛かります。
電子制御装置整備
2020年4月からは認証制度が改正され、分解整備と電子制御装置の整備それぞれに認証が必要となりました。この認証が無い車間距離やレーンキープ、被害軽減ブレーキなどの電子制御を搭載した車両の整備を行うことができません。毎年進化する最新の車種に対応するためには国土交通省からの認証が必須です。

電子制御に対応できない工場では、一部作業で外注する必要が発生する可能性があるため時間がかかる場合があります。
車検指定工場
この項目は車検の時間を大幅に短縮するポイントです。
従来は陸運支局に車を持ち込み検査ラインを通す必要がありましたが、国の指定制度により民間の整備工場で検査業務を行えるようになりました。指定工場である店舗では、陸運支局への車の持ち込みが不要となるため大幅に時間短縮されます。

短時間車検や1日車検などメニューにある店舗の多くは、指定工場になります。
車検の時間を早く済ませたい方は、指定工場を選んでいただくことが大切です。
日曜祭日営業
小型店などでは日曜祭日は休みのところが多いです。この場合、土曜日に預けると月曜日以降に完成というケースが発生します。
同様に定休日がある会社も、定休日の前日などに車検に出すと定休日をまたぐため3日程度かかってしまいます。

当社の場合、夏季休暇や年末年始以外は臨時休業などを除いて定休日はございません。月曜日から日曜日までお客様のご都合で車検入庫日が選べます。
ネット予約
ネット予約を導入している店舗は、比較的車検にかかる時間が早いと考えていいでしょう。
こうしたシステムを導入できるのは、車検のスケジュール管理がシステム化されています。お客様が日時を選び予約できるということは、いつでも受け入れ態勢が整っているということですね。

ただし、ディーラーなどで多く見られる予約フォームは車検入庫日を第一希望日から第三希望日まで記入するタイプが多いです。この場合必ずしも車検が早く終わるとは限りませんので注意が必要です。
駐車場広さ
訪問しなくても外観から比較する要素として項目に加えました。
駐車場が広いということは一日に受入れられる台数が多いということです。一概には言えませんが、駐車スペースが少ない店舗では一日に行える車検台数が少ないため時間がかかるケースが多いと考えられるでしょう。
代車台数
整備工場に預けて車検する場合、必要になるのが代車です。都心などでは交通網が発達しているため必要ないですが、それ以外では多くのお客様が代車を希望されます。代車が少ない店舗では、うっかり車検を忘れていたなど急な車検に対応できません。代車が空くのを待つ必要があるため、予約日時の融通も利きにくいため結果として時間がかかります。
待合スペース
待合スペースが無いか少ない店舗では短時間車検などのサービスは少ないです。車検では預かることを前提としたスタイルになるため指定工場でなければ2~3日ほど日数がかかるでしょう。
受付スタッフ数
車検の受付には知識と経験が必要です。小型店舗などでは受付と整備士が兼任という工場もあります。そうなると受付してもらうまで時間がかかってしまいます。例えると病院のドクターが受付しているイメージです。
ディーラーや大型店では選任の受付スタッフがいますから、予約日時の通り訪問すればスムーズな対応をしてもらえるでしょう。
整備士資格保有者
経験豊富で資格を保有した整備士が多数在籍するディーラーや大型店は、整備士の休みで車検の時間は左右されません。交代勤務でも工場の稼働に影響がでないからです。

一方、資格保有した整備や経験豊富な整備士が少ないと一人のベテラン整備士にかかる負担が大きくなります。ベテラン整備士が休みの日は作業が止まってしまうケースも発生するかもしれません。
検査員資格保有者
指定工場であっても検査員資格保有者が1人か2人という工場では、検査に時間がかかる可能性があります。そういう工場では大抵検査員資格を保有した整備士が経験も豊富で仕事が多いです。
検査員が休みであったり、他の整備作業をしていることもあるため検査業務が停滞します。整備士の人数が少ないディーラーでは、検査業務は残業時間にまとめてしているなんてこともあるようです。

指定工場の優位性を発揮するためには欠かせない要素ですから車検時間に大きな影響がでます。
検査機器設備
一般的に指定工場にしかありません。検査機器が無い場合は、陸運局の検査ラインでNGが出た場合、予備検査場へ持ち込み調整後再度検査ラインを通る必要もあります。このように自社で検査項目をチェックできない工場では納車日の設定に余裕をとるため車検に時間がかかります。
整備リフト数
車検に2~3日かかる工場でも、1日で終わる工場でも、部品の入荷待ちなどのケースを除いて点検や追加整備にかかる時間に大きな差はありません。よくあるケースがリフトが埋まっていて作業が出来ないという状態です。前に入庫した車両の作業に時間がかかり開始が遅れてしまうのです。

歯医者さんでも施術の椅子が1,2つの医院と3、4の医院では差が出ますよね。点検用、オイル交換用、タイヤ交換用など複数のリフトがある工場は、予定通りに作業が進めやすいため時間も短縮できます。
消耗部品在庫
車検では点検と検査だけでなく、追加の整備が発生します。ブレーキ周り、足回り、エンジン回りなど数多くの消耗部品があります。車種ごとに部品の種類品番が異なるため、規模が小さい工場で在庫を持つことは難しいです。必要な時に部品が無いと、部品待ちとなり作業が止まります。

ディーラーや大型店なら部品の在庫も揃っている場合が多いのでスムーズな車検で時間の無駄がないですね。

当社の場合も、よく消耗する部品に関しては国産各メーカーの車種に対応できるよう在庫し、万が一在庫が無い場合でも迅速に対応するための部品仕入できる仕組みが出来ています。
陸運局へ車両運搬
指定工場ではこの時間は省かれますから圧倒的に早いです。

指定工場でない場合は陸運支局へ車を持ち込む必要があります。想定される時間は、①往復の運送時間、②陸運支局での検査・手続き時間です。繁忙期とよばれる時期などでは陸運支局は大変混み合います。ですから検査ラインも渋滞し、その後の書類手続きにも時間がかかります。

また、陸運支局の検査受付時間は全国的におおよそ9:00~16:00と限られています。検査ラインを通すにも事前の予約が必要になるためかなり時間がかかります。
適合証発行
前述のケースの代わりに指定工場で車検を受けるとその場で適合証を検査員が発行します。陸運支局へ持ち込む必要がないので圧倒的に時間短縮されます。

各都道府県ともに陸運支局の数は限られていますから、国が民間に委託しています。自動車検査員の仕事は国家資格を持った公務員のような役割です。
24ヶ月法定点検
点検の項目は国で指定されているものと工場独自に作っているものとあります。
ディーラーなどでは点検項目を独自に作っているから安心と言われていますが、実際のところはメーカーの看板を掲げている安心感という面が大きいです。余分に見てくれる部分は少なく、追加で整備が必要な場合は費用も時間もかかります。

「ディーラーは費用が高く時間もかかるからその分しっかり整備してもらっている」とは限らないです。ディーラーに依頼する際も見積もりをしっかり確認をすることが大切ですね。
一般整備対応
どの工場でもオイル交換やブレーキパッド交換など行っています。自動車整備で基本となる整備メニューをきっちりできる工場を選ぶことが大切です。不得意な項目があったり、作業できる整備士が限られていると時間が伸びる傾向があるでしょう。
大きな整備対応
新しい車にはあまり関係ありませんが、新車から7年以上経っていたり走行距離が伸びてくるとどうしても不具合箇所が出てきます。車検専門店やカー用品店などでは消耗品の交換は出来ても、大きな整備は時間もかかり、できる整備士もいないので対応していないところもあります。そうすると外注したり断られたりしますから手間も時間もかかります。

ディーラーや当社のような大型工場では、エンジンやミッションの載せ替え・足回り整備なども行えるので車検時に一度に整備を依頼できる面でも手間が省けて便利です。
リコール対応
これは圧倒的にディーラー工場にメリットがあります。ディーラーが取り扱うメーカー車なら車検と同時にリコール作業も行ってもらえることが多いです。まさにメーカー系列の強みです。

自社で行えないところでは、リコール作業はディーラーを案内されることが多いでしょう。

当社はスズキアリーナディーラーとダイハツとスバルの副代理店としてリコール対応も行っています。その他ホンダ、日産、トヨタなどの車種はディーラーへ当社から持ち込み作業を依頼することも可能です。
短時間コース
車検の時間を徹底して短縮したい方は、短時間で終わる車検コースがある工場に依頼するのが一番です。待合室で待っている間に終わりますし、簡単な整備メニューなら同時に作業も可能です。

一部のディーラーと車検大型店、車検専門店などで取り扱っています。ただし予約できる枠に限りがありますから、規模が大きい店舗の方が予約は取りやすいかもしれません。
一日車検コース
指定工場ならもっとも一般的な車検コースです。ディーラー車検は時間がかかるのが一般的ですが最近ではディーラーでも導入している企業があります。朝預けて夕方お返しというコースがもっとも需要が高いようです。

ただしディーラーの場合、時間が短くなったのに車検料金はそのままであることが多いので見積もりを確認して選びたいですね。

ニーズ別の車検選び

車検選びは安さだけではありません。何かと忙しいという方々にとって車検にかかる時間も重要です。そこでユーザーのニーズ別にどんな車検がおすすめか分類しました。

代車に乗りたくない方

この方には待っている間で終わる短時間コースがある店舗がおすすめです。運転に自信がない女性や高齢の方などは自分の車以外を運転したくないという方も多いです。代車を運転する必要がないのが嬉しいですね。

平日の仕事している間に済ませたい方

一日車検を実施している店舗がおすすめです。特に代車が多いお店なら自分の都合に合わせられるのでいいです。土日は家族サービスやレジャーやショッピングに時間を使えます。出勤が遅めのお仕事なら出勤前に朝預けて、退勤後引き取るプランが可能です。また夕方から翌日の夕方引取りというプランも選べることが多いので効率的で無駄が少ないですね。

平日は店舗に行けない方

仕事の時間が朝早く、夜も遅めという方もいらっしゃいます。そういう方には土日でも短時間コースや1日車検コースが選べる店舗がおすすめです。ある程度規模が大きい店舗に限られますし、土日に車検を受けたたいという方は多いので早めに予約をすることをお勧めします。

ウッドベルなら価格もリーズナブルで時間も早いから便利

当社の特徴は、

  • 短時間のホリデー車検と1日車検が選べる
  • 駐車場20台分&60台以上の代車
  • 最新の電子制御装置整備ができる指定工場
  • 定休日なしで土日祝日も営業
  • 簡単便利な24時間ネット予約で好きな日時を選べる
  • 受付スタッフも整備士もたくさん
  • 検査員が10名以上在籍の整備に強い会社
  • 各店整備リフト10台分で広々工場
  • 大きな整備にも対応できる技術力
  • 車検費用が安いので時間と安さの両立が可能

また、車検のご相談だけでなく、キズ修理や事故修理・自動車保険のご相談・新車乗り換え・中古車乗り換え・車買取など車に関するお悩みを解決いたします。車検だけでなく、豊富なサービス・商品で低価格を実現しています。

車のことならぜひウッドベルをご利用ください。初めての方も当社スタッフが丁寧に応対しますから安心して頂ければと思います。

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