車検時【ハンドル周りの点検】を解説

ハンドル(ステアリングホイール)は車を操舵する装置です。運転席のハンドルを回すと、ステアリングシャフトからギヤボックスへと伝わり、ステアリングラックからタイロッドエンドが作動しタイヤの向きが変わります。

人の力だけでは回すのに力がいるためほとんどの車にパワーステアリング装置が付いています。

ハンドルのガタやセンター位置のずれなどは安全走行に支障が出るので早めの点検・整備が大切です。

ハンドル

ハンドル(ステアリングホイール)

ハンドルはステアリングホイールと呼ばれています。ハンドルの点検では、ハンドルの取付ガタ、遊びを確認します。

また、ハンドルのセンター位置がずれている場合があります。センターがずれているとサイドスリップテスターで規定値を超える場合があります。

先進の電子制御の自動車などはステアリングホイールの舵角など精密な調整が必要です。レーンキープやステアリング操作がサポートされる自動運転レベル2以上の新型車では特に適切な整備が必要です。

ホーン

ハンドルのホーン

クラクションとも呼ばれます。正常に作動するか、音の大きさや音量などを確認します。社外品で音量が大きすぎたり、音色があり音量が一定でないものは車検に通らない場合があるので取り付けには注意が必要です。

エアバック

エアバック

タカタ製エアバッグは、ガス発生装置(インフレ―タ)が異常破裂し金属片が飛散する不具合が発生しているため、平成21年以降リコールが実施されています。車検の際に改修の有無をチェックした上で未改修車は車検が通らないことがあります。

最近は軽自動車でも運転席と助手席の他にサイドカーテンエアバックが装着されていることがあります。正常な作動のためにシートベルトやチェックランプが点灯していないか確認をします。

シートベルト

シートベルト

ハンドルの点検時に合わせて保安装置である全席シートベルトと前席ヘッドレストが装着されているかを確認します。シートベルトは純正品が付いているかを確認します。

ステアリングギアボックス

ステアリングギヤボックス

ステアリングラックブーツのヒビ割れや損傷がないか点検します。合わせてタイロッドエンドのブーツにもひび割れや損傷がないかを確認します。

タイロッドやタイロッドエンドにガタや緩みがあると大変危険です。しっかりと点検していきます。

パワーステアリング

パワーステアリングオイルのリザーバータンク

電動タイプと油圧タイプがあります。油圧式の場合はリザーバータンクのオイル量やオイル漏れを点検します。

電動タイプの場合は、正常に作動するか、異音がしないかなど確認します。