【エアコン&ヒーター】の点検内容

エアコンとヒーターの点検を解説

エアコンやヒーターは車検に関わらず、快適に運転をするためにとても大切です。

猛暑の炎天下、冬の極寒時に正常に作動しないと大変です。

本項目は車検と直接関係のない部分もありますが、車検の際にお客様から相談されることが多いので解説していきます。

コンプレッサー

コンプレッサーはエンジンの動力により作動し、エアコンガス(冷媒)を圧縮する役割があります。コンプレッサーに不具合が起きると、ガスが十分に圧縮されないので、エアコンが効かないという現象になります。また、コンプレッサーのON/OFF切替を担うリレーが壊れても作動しません。

コンプレッサーの作動を確認します。

ブロアファン

ブロアファンは車内に風を送る役割があります。ファンに風を送る手前に内外気の切替板があります。

ファンの動作確認と内外気の切り替えが正常に行われるか確認します。

エバポレーター

ブロアファンからの空気を冷却する装置です。外から目視で確認できないため点検が難しい部分です。ボディー下部の水抜き穴からエアコンオイルの漏れがないか確認します。車内の吹き出し口からカビ臭いにおいがする場合は洗浄することも可能です。

エアコンガス

エアコンガスの量を点検します。適正な量のエアコンガスを回収できない場合は、ガス漏れが考えられます。

エキスパッションバルブのパッキンやエバポレーター、配管のジョイントなどから漏れがある可能性があります。

ヒーターコア

ヒーターはエンジンで熱せられた冷却水を利用しています。冷却水漏れやオーバークールなど症状があるとヒーターが正常に作動しません。

エアコンフィルター

車のエアコンフィルターは非常にきめ細かなフィルターとなっており、自宅のエアコンのように水洗いなどできません。

驚くほどごみや埃で目詰まりしているので、定期的な交換をお勧めします。

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